◆魔眼の少女と吸血鬼
赤ずきんと呼ばれる赤い髪の少女は、自分のことを呪われた子供だと言った。
狼に姿を変えて正体を隠していた訳あり吸血鬼と、破幻の魔眼を持つ少女が出会うお話。
ガラ
身長:180cmくらい
体型:細身
年齢:数百歳くらい
フルネームは黒い鉤爪。
狼の吸血鬼。狼の姿に変化できる。濃い灰色の髪と金色の眼。
呪いによって許可なく人の血を吸うことが出来ない。獣の血を吸うことはある。
銀に触れると火傷をするし、傷の治りが遅くなる。
太陽の光で死ぬことはないが、多少力が弱まる。
心臓に銀の杭を刺されると死ぬ。
自分の血を操って戦うことが出来るが、血を吸うことをやめてから長いので満足に血を使うことが出来ない。
◆Gloomydog
赤ずきん
身長:155cm
体格:痩せ型
年齢:15歳くらい
燃えるような赤色の髪から赤頭巾と呼ばれている。
この世界では赤い髪は不吉とされている上に、瞳にも三つ葉模様が浮かんでいるので更に疎まれている。
彼女の瞳は破幻の魔眼という自分を惑わすものを無効化する祝福を持つ。
妹のアンナのようにちゃんとした名前が欲しいと内心思っている。
村での扱いは頻繁に殴られはしないものの、良いものでは無い。
◆遊び屋さんちゃん
◆琥珀の花と緋色の眼
あかがね色の髪、琥珀色の瞳。
亜麻色の髪、緋色の眼。
大切な人との約束を果たすために生きてきた吸血鬼が、新しい旅立ちをするまでのお話です。
アイン
身長:183cm
体格:少し筋肉質
年齢:???
本名は光を見逃さぬ者。
吸血鬼と呼ばれている存在の始祖。猫、蝙蝠、狼の他に烏に変身することが出来る。
金色の髪に緋色の眼。
自分の血を与えた相手に、隷の契約を行うことにより限定的に自分の能力や知識を任意で付与することが出来る。
太陽が昇っている時間帯は傷が癒えにくくなるなどの能力低下はあるが、日光に当たっても死ぬわけでは無い。
銀と聖水で火傷をする。ヒイラギの木を焚いた煙も苦手。
◆Gloomydog
ラディアータ
身長:150cm
体型:痩せ型→普通
年齢:15歳くらい
赤い髪と琥珀色の瞳を持つ少女で、ザハラと同じ魂を持つ少女。
生まれ育った村では髪色を疎まれて、血を吸ったような髪色だということから蛭女と呼ばれていた。
幼い頃に母親の左手と左脚を魔法で燃やしてしまってから、司祭から授かった鉄と銀で出来たチョーカーを首に付けている。
気弱で碌に言葉も話せなかったが、アインに引き取られてからは文字や言葉を教わったり、刺繍やダンスを習っている。
◆遊び屋さんちゃん
ザハラ
身長:175cm
体型:グラマラス
年齢:28歳
砂漠にある栄えた王国の巫女として生涯独身だった。
褐色の肌と漆黒の髪、琥珀色の瞳を持つ女性。
興味本位で捕獲されて王都に持ち込まれた怪物(アイン)を引き取って奴隷として側に置いていた。
戦争にアインが利用されないように地下牢に隔離していたが、敵国に攻め入られて自分の死を予知した彼女は当時「怪物」としか呼ばれていなかった彼に「光を見逃さぬ者」という名を与えた。
彼女は彼に「私をまた見つけてくれるだろ?」と言い残して最期を遂げる。
◆遊び屋さんちゃん
◆不便な能力にうんざりしていたオレが子供を拾う話
人間社会で暴れるはぐれ者の同胞を保護したり、処罰する仕事をしている吸血鬼のリコは、ある日、記憶を失った竜人の少年と出会った。
上司の命令で竜人の少年――シジカを手元に置くことになったリコだったが、彼の記憶を探る内に怪しげなカルト教団に辿り着く。
そこで二人が出会ったのは、白髪銀瞳のあどけなさが残る少年だった。
人では無い存在たちが、人間達に正体を隠しながら暮らしている世界のお話です。
リコ
身長:178cm
体型:痩せ型
年齢:500歳くらい
女好きで、始祖に近い能力を持つ吸血鬼。普段は髪も目も黒く偽装している。
人外共生組合《ブルーピル》という組織に所属している古株。
はぐれものの処罰や、保護を担当している。
自分の血を操って武器にしたり翼に変化させて空を飛ぶことが出来る。
不死の能力も持っていて、傷を負っても再生する。
ブルーピルの所長とは腐れ縁。
ふとしたことからシジカを保護することになった。女を連れ込めないことに嘆いている。
◆Gloomydog
シジカ
身長:180cm
体型:ちょっと筋肉質
年齢:16歳くらい
自分にまつわる記憶を失い、街をふらふらしているところをリコに捕獲された。
出会いこそ敵意をむき出しにしていたが、リコが悪い存在ではないとわかると、すぐに懐いていうことを聞くようになった。
怒ったり、感情的になると狼に似た姿の竜に変身する。最初は竜人だと思われていたが……。
心優しい性格で、見た目よりも中身は子供っぽく純真。
物語が終わった後は、ブルーピルに所属しながら両親を探すためにがんばっている。
◆Gloomydog
ヒナゲシ
身長:150cm
体型:華奢
年齢:14歳くらい
カルト宗教に自分は神の生まれ変わりだと言われて育った。
自分を助けようとしたシジカに逆上し、大人達が使っていた記憶を奪う魔法薬を飲ませて、外へ放り出した。
その後、自分を折檻し、シジカを探そうとしたカルト集団の大人達を皆殺しにして、シジカを探して暴れ回っていた。
物を浮かせて操る力と、傷の自己治癒能力を持つ。
癇癪を起こしやすく自分勝手で慇懃無礼。独占欲が強い。
◆きゅんショタメーカー
◆καρδιάーカルディアー
心臓を奪われた純血の吸血鬼、ロトスは馬車から投げ捨てられたところを一人の灰髪の少女エマに拾われる。
エマは自分の両親を殺した相手へ復讐するために吸血鬼になりたいのだと言った。
彼女の復讐相手と、自らの心臓を持つ相手が一緒だったロトスはお互いの目的を達成するために手を組むことにした。
ロトス
身長:185cm
体型:筋肉質
年齢:400歳くらい
純血の吸血鬼と言われている存在。魅了の力や、自分の血を飲ませて吸血鬼を作ることが出来る。
不老不死で身体再生能力が高く、心臓を取られたくらいでは死なない。
また、夜の隷(しもべ)と呼ばれていて、銀の魔女という月の神の力を持つ存在の命令を聞いてしまう種族としての性質がある。
皮肉屋な性格。基本的には人間のことを見下しているし、便利な餌くらいにしか思っていないがエマのことは初めて見たときから気になっていた模様。貴族の振りをするのが得意。
◆Gloomydog
エマ
身長:156cm
体型:華奢
年齢:17歳くらい
濃い色の髪をしている貧民の少女。
冷酷なふりをしているが、異性関係には疎い。
太陽神を崇める宗教の教皇に両親を殺されたので、復讐のために純血の吸血鬼を探していた。
身のこなしが早く、ナイフ捌きはロトスの目ですら追えないくらいの速さを誇る。
貧民となっているが、両親が生きていた数年前までは人里離れた森で健やかに暮らしていた。ロトスから見れば行儀は悪いが田舎ではこれくらいが普通の行儀。
今では失われた知識である吸血鬼の瞳は紅いということを知っている人物。また、吸血鬼の魅了などを無効化する能力を持つ。
◆おさむメーカー
◆参考文献
・世界幻想動物百科 原書房/著:トニー・アラン 訳 :原 ゆうこ
・幻想ネーミング辞典 新紀元社
・中世ヨーロッパの農村の生活 (講談社学術文庫)/著:ジョゼフ・ギース 著:フランシス・ギース 訳:青島 淑子
・中世ヨーロッパの城の生活 (講談社学術文庫)/著:ジョゼフ・ギ-ス 著:フランシス・ギ-ス 訳:栗原 泉
・中世ヨーロッパの都市の生活 (講談社学術文庫)/著:ジョゼフ・ギ-ス 著:フランシス・ギ-ス 訳:青島 淑子
・日本でもできる! 英国の間取り 株式会社エクスナレッジ/著:山田 佳世子