カティーア

カティーア-Qatia-

 神話の時代から生きている不死の魔法使い。
 魔法院に所属する魔法使いで唯一白いローブを身に纏うことを許された存在。
 牙のように鋭い犬歯と、切れ長の三白眼が特徴。
 髪の毛は緩くウェーブが掛かっていて、気分によって多少髪の長さが変わったりする。
 魔法の威力を高めたり魔力の回復を促すためにアクセサリーをたくさん付けている。
 左耳に蝶のモチーフがぶら下がった耳飾りだけだが、Chapter5以降は左右の耳に蝶の耳飾りをつけていて、さらに右耳に月モチーフの耳飾りが増えた。
 蝶の耳飾りは中央に紫の石が嵌められている金で出来た耳飾り。月モチーフの耳飾りは、三日月の先端から菱形の翡翠がぶら下がっている。

 呪いと引き換えに魔力を得たと思い込んでいたために、呪いから解放されることに後ろ向きだったが、ジュジとセルセラの自己犠牲によってそれが嘘だと判明し、魔法院と決別する。
 Chapter2では、獣の呪いを引き受けて犬になったジュジを元の姿に戻すために、呪いをある程度コントロールする術を手に入れた。
 罪悪感から自分自身を呪っていたことが判明してからは、魔力を限界まで消耗しても左手の手首から先以外に呪いが進行することはなくなっている。

過去にしていたこととか価値観

 魔法の力が欲しい貴族や豪商に対して、子種の提供をする仕事を魔法院から押し付けられたりしたので子孫自体は何人かいる。
 気まぐれで娼婦と戯れることはあったが、目を離すとすぐに死ぬ小動物くらいに思っているので感情移入はあまりしない。
 物を食べなくても死なないが、食事は数少ない娯楽のため美味しいものは好き。
 一応、魔法院から得た金銭や、魔法院に内緒にしている繋がりで得た金貨や宝石、貴重な品などは食事以外に使うことがほとんどなかったので持て余し気味だった。
 ほとんどの財産は鶴革の袋コルボルドから取り出せるようにしてある。
 妖精の国へ行ったときに、真紅の女王からの試練を乗り越えた証として、鶴革の袋コルボルド以外にも便利なものを授けられた。
 ついでに再生するのを黙って対価として両眼を持っていかせるという半ば騙し討ちのような方法で妖精の通り道アンブラクルムを得た。
 基本的に妖精の国にいる上位の妖精や神のことを嫌っている。

 異世界から流れ着く強力な魔法や異能を持つヒトを、魔法院の指令で殺したり、逆に仲間として懐柔して子を作った経験もある。
 また、時々偽の討伐対象として異界からの訪問者に倒されて達成感を得て大人しくさせるための任務にも就いたことがある。
 その時に豹という存在や異界の菓子、食事、娯楽についても知った。

#創作おしゃべりメモ

まだ書けてない設定色々

 父親は異界から来た神獣、炎を司る狼のヤフタレク。母親は譲る権能を司る神の御子カヤール。
 母の権能によってヤフタレクから『月の護り』を譲られた。身体を健全な状態に保つ守護を得る代わりに、死ぬことの出来ない呪いを受けた。
 月の護りは、本人のイメージによって「健全である」状態を多少変える。20代半ばで身体的な加齢は止まったが、近接戦闘をすることを意図的に増やした為か、イガーサたちといた頃よりも筋肉質な状態が「健全である」という認識になっている。

 隠居をしてジュジに色々なモノを見せてあげたり、人里から離れた場所でのんびり過ごそうとしていたがそうもいかなくなってしまった。

 Chapter6では魔法院に学院の教師として籍を置くことになる。
 過去にも教師として籍を置くことはあり、魔法や体術などは感覚で使っていて教えられないことが判明してからはずっと歴史を担当している。

男メーカー
本筋で書くまでもない来歴的なもの

セラレス歴176年秋
  ケトムショーラにてヤフタレクとカヤールの間に誕生
セラレス歴177年春
 魔法院(当時は魔法会)所属のカガチという女性に首を切断され拉致される
セラレス歴196年春
 アルパガスの攻撃が激化。魔法院の本部が襲撃され本格的なアルパガス討伐のため少数精鋭の遊撃軍として出陣する。
セラレス歴197年冬
 遊撃軍の死者一名。アルパガスを討伐し、世界の英雄として祭り上げられる。
セラレス歴277年
 初代カティーアとしての任務を終える。
セラレス歴280年
 二代目カティーアとして任務を開始する。(任期約100年) 魔法戦争を身を挺して防いだ英雄とされる。(魔法院が人為的に仕組んだ戦争で現存世界の6割を破壊する大規模な爆発を起こした)
セラレス歴400年
 三代目カティーアとしての任務を開始する。(任期160年) 魔法院に非協力的な東の大陸に攻め入った巨大な魔物を、魔法院の指示に従わず単独で立ち向かい命を犠牲にして死亡。英雄として讃えられる (魔法院が非協力的な東の大陸の文明を破壊するための工作。西の大陸も爆発や魔物の被害・疫病に悩まされ文明は衰退した)
セラレス歴663年
 四代目カティーアとして任務を開始する。(任期80年) セラレス王8世の娘が魔法院から離反した耳長族に攫われ、アルパガスを甦らせるための儀式に使われそうになっていたところを満身創痍の状態で助け出し、呪いの槍の怪我を受けたことが原因で死亡。 セラレス王は世界の英雄を死に至らしめた原因だと市民に激しく糾弾され王位を失った。 (影響力の大きくなったセラレス王8世と、魔法院の真相を広めようとした耳長族を粛清するために魔法院が仕組んだ作戦。東半分の大陸の状況は不安定になり、内乱が永く続いた)
ー中略ー
コラルル歴694年
 179代目カティーアの任務を終える
コラルル歴716年
 180代目カティーアとして任務を開始する。 同年夏 魔法管理高等議院総括を災害級の魔物から守り名誉の死(ヘニオに致命傷を追わせ、魔法院から消え去った)